伏尾台の有「名人」倉田あきらさん

今は街に若い世代を呼び込むことに一生懸命


伏尾台の有「名人」インタビュー

日々白球を追いかけていた少年は今、街に若い世代 を呼び込むことに一生懸命。

伏尾台の名人 倉田あきらさん
伏尾台の名人 倉田あきらさん

伏尾台の清掃活動について

清掃活動

倉田晃さんは、地域の福祉委員会が行う「毎月1日清掃」という取り組みの中でたまたま吉田橋周辺のエリアを担当することになり、継続して活動されています。ちょうど伏尾台の玄関口にあたり、ゴミが溜まっていると特に気になるのだそうです。

清掃は月1回を基本とし、雨天でも延期はせず実施しており参加人数は毎回8人ほどが集まる予定ですが、だいたい5〜6人で行っているそうです。福祉委員会には他にも毎日のようにあちこちを掃除している方がいて気になる場所があればお互い声をかけ合い、有志で集まって作業することもあるそうです。活動の様子はインスタグラムやYouTubeにも投稿されており、実際に4月19日に行った清掃では雑草などがかなり溜まっていた場所を仲間と一緒にきれいにした例も紹介されていました。ご本人は「掃除をやり出すと気持ちがいい」と話しており、義務感というより街をきれいにすること自体に前向きな気持ちで取り組んでいるとのことです。

ソフトボールとの歴史

ソフトボール少年

倉田晃さんのソフトボール歴は、子供の頃の地域の自治会での活動に端を発します。当時は「○丁目子供会ソフトボールチーム」のようなチームが1丁目から3丁目までそれぞれあり、対抗戦も行われるほど盛んで、近所のおっちゃんたちがコーチ役を務めてくれていたのだそうです。人口が多かった時代ならではの光景だったようです。

その後、長いブランクを経て、7~8年前から地元の伏尾台ソフトボール同好会に加入されました。子供会でソフトボールをしていた頃から数えるとおよそ40年ぶりの再開だそうです。ちなみにこの同好会自体の歴史は古く、発足からもうすぐ50年になるとのことです。

イケダレンジャーと

現在は毎週日曜日午後2時半からの練習に、都合がつく時は必ず参加するというスタイルで続けており、ポジションは外野を守っています。着用しているユニフォームは、ソフトボールではなく野球チーム共通のもので池田市のマスコットキャラクターであるウォンバットのイラストがついているもの。チームメイト全員が各自で購入して用意した私物とのことです。チームメイトは同じ地域の仲間が中心なのだそうです。

イケダレンジャー

イケダレンジャーと

イケダレンジャーは、地元の池田市商工業青年会が運営するご当地ヒーローで、写真は体育館で開催されたイベントで撮影されたもの。倉田さんが並んでいるのは、そのヒーローと対立する悪の秘密結社ブラックウォンバッドのボス役のキャラクターです。

イケダレンジャーはYouTubeでも活動が見られるほど本格的で、練習やアクション、台本もイベントごとにきちんと用意されているとのこと。池田市内の様々なイベントに出演する人気キャラクターで、撮影会になると子どもたちが行列を作るほどの人気ぶりだそうです。ちなみに倉田さんは、着ぐるみの中の人とも面識があるとのことでした。

防災訓練の取り組み

防災訓練

伏尾台地域の防災訓練は、倉田さんの所属する消防団員としての活動の一環で毎年11月か12月頃に、ほそごう学園を会場として行われています。学校行事と合わせて開催される年は、子供たちや保護者も参加するため人数が多く賑やかになりますが、学校行事から外れた昨年などは自治会主体の開催となり、規模は縮小気味だったようです。今年も学校行事と合わせて実施される見込みとのことです。 訓練内容としては、AED(自動体外式除細動器)の使用体験や、消火用のバケツリレーのような体験など、いくつかのブースが用意されており、参加者は4丁目、5丁目といった地域ごとにまとまって順番に各ブースを回っていく形式だったそうです。

倉田さんご本人としては、こうした訓練が実際の災害時にどれほど役に立つかは正直分からない部分もあると率直に語りつつも「知らないよりは知っている方がいい」という前向きな姿勢を示されていました。また、こうした活動内容は池田市のホームページにも掲載されているのでより多くの人にご覧になってほしいとのことです。

さらに、この防災訓練は非常にローカルな取り組みであり、池田市内には各地域ごとに「自主防災組織」があり、伏尾台地域では「防災防犯委員会」という名称で比較的狭いエリア単位できめ細かく活動が行われているという背景も紹介されていました。

これからの伏尾台をどのようにしていきたいですか?

倉田さんは伏尾台の人口減少という「宿命」を冷静に受け止めつつ、街の未来に前向きな展望を持っていらっしゃいます。伏尾台は平成7年頃に人口約7000人でピークを迎えたニュータウンで、住民が一斉に入居し一緒に歳を重ねてきたため、高齢化とともに人口が毎年100人ペースで減少してきました。しかし近年は減少幅が70人程度に緩やかになり、1丁目などでは空き家となった土地に新しい若い子育て世代が家を建てる動きも出てきており、「下げ止まって上昇に転じる」時期に来ていると感じています。

ハッピーローソン伏尾台店に行列

そのために大切なのは街の「魅力」を高めることだと考えており、良い学校、安全性、静けさ、自然環境などに加え、清掃活動による街の美化も重視しています。ニューヨークの「割れ窓理論」を引き合いに、綺麗な街は安全な街にもつながると語り、自身も福祉委員会の月1回の清掃活動に参加し続けています。コミュニティ推進協会の会長として約20年にわたり、吉田橋の整備など様々な活動を行ってきた経験を踏まえ、若い世代に来てもらいたいという一心で、これからも街の価値を上げ、人口の自然な減少を食い止め、再び増加に転じさせることを夢として活動を続けていきたいと考えているそうです。

倉田晃さんのSNS

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