緑豊かな丘のまち・伏尾台の冬は、決して寂しい季節ではありません。澄んだ空気が磨き上げる絶景の夜景、冬にひっそりと輝く花の古刹、そして身も心もほぐす天然温泉。静かな日常の中に、この季節だけのぬくもりが随所に宿っているのが、伏尾台の冬の本当の魅力です。
冬こそ、五月山の夜景が最も輝く季節です。池田市の中央部に広がる標高315.3mの五月山には、五月山ドライブウェイを上っていくと、秀望台(海抜約140m)や日の丸展望台(海抜約315m)など複数の眺望スポットがあり、池田市・伊丹市・大阪平野から大阪湾にかけての広大な景色が一望できます。空気の透明度が格段に上がる冬の夜は、大阪平野に広がる無数の灯りがいっそう鮮明に輝きます。

伏尾台のすぐそばに位置する久安寺は、「花のお寺」として四季を通じて参拝者を迎えますが、冬はろう梅(ロウバイ)と山茶花(サザンカ)が境内に彩りを添えます。正月15日の「とんど火」の時期には蝋梅が、2月の節分の頃には梅と山茶花が境内を飾ります。ろうばいはその名のとおり蝋細工のような半透明の黄色い花びらが特徴で、冬の澄んだ光の中で甘い香りを漂わせます。紅葉や桜ほど知られていませんが、静寂な古刹の境内でひっそりと咲くろうばいの姿には、訪れた人の心を穏やかにしてくれる力があります。
